LPガスとは
LPガスの正式な呼び方は「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」。
気体燃料であるプロパンやブタンなどを液化したものです。LPGと略される場合もあります。液化石油ガスは、ガスを常圧で冷却することで気体から液体に変えたものです。液体にすることで体積が小さくなるため、液化して輸送しやすくしています。
LPガスの主な特長
環境にやさしいクリーンエネルギーである
LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、浮遊性粒子状物質(SPM)がほとんど発生しません。

災害対応力に優れている
LPガスは1戸ごと個別に供給する「分散型エネルギー」です。災害により供給がストップした場合でも、配管など供給設備の点検が短時間で済み、その場で修理することができるため迅速な復旧が可能です。また、LPガスは避難所や仮設住宅へ迅速に設置することができ、被災者の方の生活を支援することができます。
安全・安心なLPガス
これまで、LPガスに関する安全・安心の確保という観点から様々な技術開発が行われきました。多くの安全機器が実用化され、安全・安心の確保に大きく貢献しています。
また、様々な保安活動に取り組んでいます。
快適で、省エネルギーなLPガス機器
LPガスの環境性をより活かすため、家庭用・業務用・工業用などの幅広い分野で様々な技術とシステムが開発・導入されてきました。
「Siセンサーコンロ」、「エコジョーズ」、「エネファーム」、「エコウィル」など、省エネ性の高いLPガス機器があります。
LPガスの性質
LPガスは空気よりも重く、もれると低いところや物かげにたまる性質があります。もしガスがもれたら、下の方の風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。
ニオイをつけてある
LPガスそのものは無色無臭ですが、もれた時に分かるようにガス特有のニオイをつけてあります。

燃焼には新鮮かつたくさんの空気が必要
LPガスが燃焼するためには新鮮かつたくさんの空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。
